定期健診を継続して受診している人と、歯が痛くなったときだけ治療を受けている人を比較すると、80歳時点で残っている歯の数が大きく異なるという統計データがあります。定期健診を受け続けた人はお年を召されても平均で15.7本の歯が残っていますが、定期健診を受診せずに、痛いときだけ治療を受けた人の残存歯数は、半分以下の6.8本というデータがあります。継続的に定期健診を受けることで、長くお口の健康を維持することができます。将来にわたってお口の健康を維持し、ご自分の歯で豊かな食生活を楽しめるよう、歯科医院で定期検診を受けましょう。
●生活環境、食生活の変化はお口の中にも影響してきます。気になることがありましたら、問診票にご記入ください。
●お口の中で、痛みや違和感がある場合は小さいことでも気にせずご教示ください。
●他の病院で処方されているお薬がございましたら、問診票にご記入ください。
虫歯のチェック
定期検診で虫歯が見つかった場合、次回の治療についてご予約を取らせていただきます。痛みが強い、被せものが取れたといった場合は、その場で応急処置をさせていただきます。
歯周病のチェック
歯ぐき・歯肉に炎症がないか、歯周病がないか・進行していないか、詳細にチェックします。
お口の中を詳細に検査
レントゲン撮影・お口の中を撮影させていただきます。
お口の中でしっかりと磨けている部分、磨けていない部分を確認します。
歯ぐきや歯並びは一人ひとり違いますので、皆様にあったケアグッズ、ブラッシング方法をご説明いたします。
①セルフケアでは取れない歯石を除去します。
セルフケアで除去することが難しい歯石をプロがしっかりと除去します。歯石が歯肉を圧迫することが歯周病を引き起こす原因の一つとなりますので、定期的に歯石を除去しましょう。
②お口全体をクリーニングします。
毎日の歯ブラシで落としきれない汚れ、口臭や歯周病の原因であるバイオフィルムと呼ばれる細菌（ヌメリ）を落としていきます。
定期的に歯科で健診を受けることで、健康的な歯・お口の環境を維持することができます。また、お口の中の状態を定期的に確認することで、虫歯・歯周病があったとしても早期に治療できることは大きなメリットです。将来にわたって豊かな食生活を楽しむためにも、ぜひ定期検診を受診しましょう。